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基礎知識18V と 40Vmax のちがい|バッテリーは使い回せる?DIY ならどっちを選ぶか
電動工具を調べていると、「18V」「36V」「40Vmax」と、電圧の数字がいくつも出てきます。数字が大きいほうが強そうですし、「どうせ買うなら上を」と思いますよね。
先にお伝えすると、DIY なら、18V で足ります。そして、電圧の数字よりも大事なのが、「バッテリーを、ほかの道具に使い回せるか」です。ここを知らずに買うと、道具を増やすたびに、バッテリーと充電器まで買い直すことになります。

電圧が高いと、何がちがう?
電圧は、モーターを回す力のもとです。高いほど、大きな力を出しやすくなります。マキタのインパクトドライバーで、18V と 40Vmax の代表の型をくらべてみます。
| 項目 | 18V(TD173D) | 40Vmax(TD005G) |
|---|---|---|
| 締める力 | 最大 180N・m | 最大 220N・m |
| 重さ | 1.5kg | 1.5kg |
| 長さ | 111mm | 126mm |
| 本体のみの値段(税別) | 29,700円 | 37,400円 |
| フルセットの値段(税別) | 83,000円 | 96,800円 |
重さは、バッテリーをふくみます。値段は、2026年10月10日時点の標準小売価格です。お店の値段は、これより安いことが多いので、ボタンの先で確かめてください。
- 力(180 と 220):40Vmax のほうが、2割ほど強くなります。ただ、どちらも 125mm までの木工用の長いビスに対応しています。棚やウッドデッキのネジ締めで、18V の力が足りなくなることは、まずありません。
- 重さ(どちらも 1.5kg):インパクトドライバーでは、差がありません。草刈機のような大きな道具では、40Vmax のほうが重い型もあります(同じクラスの草刈機で、3.8kg と 4.5kg)。
- 値段:本体のみで 7,700円、フルセットで 13,800円、40Vmax のほうが高くなります。
電圧の差がはっきり出るのは、丸ノコ・草刈機・チェーンソーのように、重い負荷がかかり続ける道具です。ネジを締めるだけなら、差は小さい。これが、DIY なら 18V で足りる理由です。
「40Vmax」と「36V」は、同じ土俵
マキタの 40Vmax は、満充電のときの電圧を名前にしたもので、道具の電源としては 36V です。HiKOKI の「36V」と、同じ土俵だと思ってください。「40 のほうが 36 より強い」というわけではありません。
マキタ
TD173DRGX(18V・バッテリー2個・充電器・ケースつき)
83,000円税別・標準小売価格(2026年10月10日時点)。お店の値段は、ボタンの先で確かめてください
マキタは、18V と 40Vmax でバッテリーが別

ここが、いちばん大事な所です。マキタは、18V の道具には 18V のバッテリー、40Vmax の道具には 40Vmax のバッテリーしか使えません。使い回しは、できません。
バッテリーは、1個で 24,400円します(18V の 6.0Ah も、40Vmax の 2.5Ah も同じ値段)。インパクトドライバーの本体に近い値段です。18V でそろえてきた人が、40Vmax の道具を1つ買うと、バッテリーと充電器も買い足すことになります。
だから、最初の1台を選ぶときは、「どのバッテリーの仲間に入るか」も一緒に決めることになります。
- 18V:使える道具が、350モデル以上あります。インパクトドライバー、丸ノコ、掃除機、草刈機と、DIY と庭の道具は、ほぼそろいます
- 40Vmax:ハンマドリル、丸ノコ、草刈機など。力の要る道具に強い仲間です
18V にも、力の要る道具への道はあります。18V のバッテリーを2個さして、36V で動かす草刈機などが用意されているからです。18V の仲間のまま、上のクラスの道具に手が届きます。
なお、充電器だけは、40Vmax 用の急速充電器に別売りのアダプタ(6,200円)を付けると、18V のバッテリーも充電できます。
バッテリーとアダプタの値段は、2026年10月10日時点の標準小売価格(税別)です。
マキタ
TD005GRDX(40Vmax・バッテリー2個・充電器・ケースつき)
96,800円税別・標準小売価格(2026年10月10日時点)。お店の値段は、ボタンの先で確かめてください
緑の「ライトバッテリ」も、別もの
マキタには、もう1つ仲間があります。DIY 向けの緑色の道具(MTD002D など)が使う「ライトバッテリ」です。品番の最後に G が付くバッテリーで、青い 18V のバッテリーとも、その充電器とも、互換性がありません。
つまり、マキタの中に、たがいに使えない仲間が3つあります。青い 18V、40Vmax、緑のライトバッテリです。
マキタ MTD002D・MTD001D(緑の DIY 向け)の記事を見る
HiKOKI の 36V(マルチボルト)は、18V の道具にも使える
HiKOKI は、考え方がちがいます。36V の「マルチボルト」のバッテリーは、36V の道具にさせば 36V、18V の道具にさせば 18V に、自動で切り替わります(一部、使えない 18V の道具があります)。
たとえば、マルチボルトのバッテリー BSL36A18X は、36V では 2.5Ah、18V では 5.0Ah のバッテリーとして働きます。1個で、2つの電圧の道具を動かせるわけです。
逆は、できません。18V のバッテリーを、36V の道具(WH36DD など)に使うことはできません。
ですので HiKOKI は、36V のセットを先に買っておくと、あとから 18V の道具を、本体だけで買い足せます。上のバッテリーが、下の道具にも回せる。ここが、マキタとのいちばんのちがいです。
バッテリーで、1つだけ守ってほしいこと
バッテリーと充電器は、その道具のメーカーが指定したものだけを使ってください。形が合いそうでも、指定の無いバッテリーや、純正でないバッテリーは使わない。火災やけが、故障のもとになります。充電も、専用の充電器で。ここだけは、近道をしないでくださいね。
DIY なら、どれを選べばいい?

- はじめての1台なら、18V。力は足りて、使える道具がいちばん多く、値段も手ごろです
- 40Vmax を選んでいいのは、丸ノコで厚い木を切る、広い土地の草を刈る、チェーンソーを使うなど、力の要る道具を本格的にそろえるつもりの人
- HiKOKI が気になる人は、36V のマルチボルト。18V の道具にも回せるので、あとで困りにくくなります
- インパクトドライバーが1台あれば十分なら、マキタの緑(ライトバッテリ)がいちばん手ごろ。ただ、道具を増やすつもりなら、青い 18V にしておきましょう
どれを選んでも、いちばん損をするのは、途中で仲間を乗りかえることです。バッテリーと充電器を、もう一度買うことになるからです。
「高い電圧を買わなかったから、作れない物がある」ということは、DIY では、まずありません。安心して、18V から始めてください。
マキタ
TD173DRGX(18V・バッテリー2個・充電器・ケースつき)
83,000円税別・標準小売価格(2026年10月10日時点)。お店の値段は、ボタンの先で確かめてください