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マキタインパクトドライバー
TD173D
18V / 最大 180N・m / 2023年1月 発売
マキタ TD173D|セットの品番のちがいと、DIY ならどれを買うか
マキタの TD173D は、18V のインパクトドライバーの中で、いちばん上の型です。大工さんの腰に下がっている、あの青い道具ですね。
ただ、いざ買おうとすると「TD173DRGX」「TD173DX」「TD173DZ」と品番が並んでいて、値段も 29,700円から 83,000円まで開きがあります。はじめてだと、ここで手が止まると思います。
先に答えを言うと、ちがうのは「バッテリーと充電器が付いてくるかどうか」だけで、本体はどれも同じです。順番に見ていきましょう。

基本の情報
- 型番
- TD173D(充電式インパクトドライバ)
- 電圧
- 18V
- 締める力
- 最大 180N・m
- 大きさ
- 長さ 111mm
- 重さ
- 1.5kg(バッテリーをふくむ)
- 発売
- 2023年1月
- 値段
- 本体のみ 29,700円/フルセット 83,000円(税別の標準小売価格・2026年10月10日時点)
マキタ
TD173DRGX(バッテリー2個・充電器・ケースつき)
83,000円税別・標準小売価格(2026年10月10日時点)。お店の値段は、ボタンの先で確かめてください
セットの品番のちがい
「TD173D」のあとに付く記号で、箱の中身が決まります。
| 品番 | 箱の中身 | 値段(税別) |
|---|---|---|
| TD173DRGX | 本体・バッテリー2個(6.0Ah)・充電器・ケース | 83,000円 |
| TD173DX | 本体・バッテリー2個(6.0Ah)・ケース (充電器なし) | 74,500円 |
| TD173DZ | 本体のみ | 29,700円 |
2026年10月10日時点の標準小売価格(税別)です。お店の値段は、これより安いことが多いので、ボタンの先で確かめてください。
本体のみとフルセットの差は、53,300円。これが、バッテリー2個と充電器とケースの値段です。「電池にそんなに?」と感じるのは、ふつうの感覚だと思います。
ただ、このバッテリーは、マキタの青い 18V のシリーズなら、丸ノコにも掃除機にも草刈機にも、ほとんどの道具でそのまま使えます。最初のセットは「インパクトドライバーを買う」というより、「これから増えていく道具の電源を、まとめて買う」と考えると、納得しやすくなります。
色は、品番の最後の1文字
色は、青・黒・オリーブの3つです(ほかに限定色があります)。品番の最後に何も付かなければ青、B が付けば黒、O が付けばオリーブ。たとえば TD173DRGXB は「フルセットの黒」です。値段は、どの色も同じです。
HiKOKI や京セラの品番は、どう読む? 本体のみとセットの見分け方
どれを買えばいいか

- マキタの 18V のバッテリーを持っていない人は、TD173DRGX(フルセット)。箱を開けて充電すれば、その日から使えます。
- マキタの 18V のバッテリーと充電器を、もう持っている人は、TD173DZ(本体のみ)。いちばん安くて、本体は同じものです。
- 充電器はあるけれど、バッテリーを増やしたい人は、TD173DX。
気をつけたいのは、値段だけを見て「本体のみ」を選んでしまうことです。届いても、バッテリーが無ければ動きません。はじめての1台なら、迷わずフルセットで大丈夫です。
DIY に、TD173D は必要?
ここは、正直な話をします。
TD173D は、プロが朝から夕方まで使い続けるための道具です。週末に棚を作る、ウッドデッキのゆるんだビスを締め直す、家具を組み立てる。そういう使い方なら、マキタの DIY 向けの型(緑色の MTD002D)で、ネジ締めは十分にこなせます。

| 項目 | TD173D | MTD002D |
|---|---|---|
| 締める力 | 最大 180N・m | 最大 155N・m |
| 長さ | 111mm | 143mm |
| 重さ | 1.5kg | 1.3kg |
| 1回の充電で締められる木ネジ(65mm) | 約960本 | 約230本 |
| フルセットの値段(税別) | 83,000円 | 33,600円 |
重さは、バッテリーをふくみます。木ネジの本数は、セットに付いてくるバッテリー1個での目安です(メーカーの公表値)。値段は、2026年10月10日時点の標準小売価格です。
数字を、使う場面に置きかえてみます。
- 締める力(180 と 155):どちらも、125mm までの木工用の長いビス(コーススレッド)に対応しています。ふだんの DIY で、力が足りずに困ることは、まずありません。差が出るのは、長いビスを何十本も続けて打つような場面です。
- 長さ(111mm と 143mm):3cm ほどの差です。棚の内側や、すき間のせまい所にビスを打つとき、短いほうが入りやすくなります。
- 1回の充電で締められる本数(約960本 と 約230本):付いてくるバッテリーの大きさがちがうためです。とはいえ、週末の DIY で、1日に 230本を使い切ることは、なかなかありません。
- 値段(83,000円 と 33,600円):フルセットどうしで、約5万円の差です。この差で、ほかの道具をもう1つそろえられます。
それでも TD173D を選んでいい人
- ウッドデッキや小屋など、大きなものを一から作りたい
- これから丸ノコ・掃除機・草刈機と、マキタの 18V の道具を増やしていくつもり
- 長く使える、いちばんいいものを1つ持っておきたい
1つ知っておいてほしいのが、バッテリーのことです。MTD002D は「ライトバッテリ」という専用のバッテリーを使う型で、TD173D に付いてくる 18V のバッテリーは使えません。あとから青い 18V の道具を増やすつもりなら、最初から TD173D にしておくと、バッテリーをそのまま回せます。
マキタ
MTD002DSAX(DIY 向け・バッテリー2個・充電器・ケースつき)
33,600円税別・標準小売価格(2026年10月10日時点)。お店の値段は、ボタンの先で確かめてください
マキタの緑 MTD002D・MTD001D を、くわしく見る
TD173D の、ここがいい
短くて、せまい所に入る
頭からおしりまでの長さは 111mm。はがきの短い辺(10cm)より、1cm ほど長いだけです。棚の中や、柱と壁のあいだのような、手を入れにくい所でも、まっすぐビスに当てられます。
手元に影ができにくいライト
先のまわりを、ぐるりと輪の形に照らす LED ライトが付いています。ふつうのライトだと、先に付けたビットの影がネジの頭にかかりますが、輪の形なら影ができにくい。うす暗い押し入れの中や、夕方の庭でも、ネジの頭がよく見えます。明るさは3段階で変えられます。
「木材モード」が、はじめての人にやさしい
木材モードにすると、引き金をいっぱいに引いても、ゆっくり回り始めて、そのあと自動で速くなります。回し始めにビットが外れて、ネジの頭をつぶしてしまう。はじめての人がやりがちな失敗を、道具のほうが防いでくれます。
上の型は扱いがむずかしそうに見えますが、じつは逆で、慣れていない人ほど助けられる作りです。
ほこりと水に強い作り
ほこりや水の影響を受けにくい作りになっています。木くずの舞う作業でも、気を使いすぎなくて大丈夫です。ただ、「ぬれても壊れない」という意味ではないので、雨の中で使ったり、水で洗ったりはしないでください。
前の型(TD172D)は?
1つ前の型は、2021年1月に出た TD172D です。2026年10月10日時点で、マキタの公式サイトの製品ページからは外れています。お店に在庫が残っていることはありますが、いまから買うなら、TD173D を選んでおけば大丈夫です。
迷ったら
はじめての1台で、マキタの 18V のバッテリーを持っていないなら、TD173DRGX。もう持っているなら、TD173DZ。これだけ覚えておけば、品番で迷うことはありません。
そして、年に数回の DIY が中心なら、緑の MTD002D でも十分です。高いほうを買わなかったからといって、作れるものが減るわけではありません。自分の使い方に合うほうを、安心して選んでください。
インパクトドライバーは、回る力の強い道具です。使う前に、付属の取扱説明書の「安全上のご注意」に、一度だけ目を通しておいてくださいね。
マキタ
TD173DRGX(バッテリー2個・充電器・ケースつき)
83,000円税別・標準小売価格(2026年10月10日時点)。お店の値段は、ボタンの先で確かめてください