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HiKOKIインパクトドライバー

WH36DD

36V / 最大 200N・m / 2024年2月 発売

HiKOKI WH36DD|本体のみとセットのちがいと、DIY に 36V は必要か

更新/tsukuru 編集部

HiKOKI(ハイコーキ)の WH36DD は、36V で動くインパクトドライバーです。HiKOKI の 36V のインパクトドライバーでは、いちばん新しい型になります。

お店で探すと「WH36DD(2XH)」「WH36DD(NN)」と、かっこの付いた品番が並んでいて、値段も 32,700円から 87,200円まで開きがあります。マキタとは書き方がちがうので、ここで戸惑う人は多いと思います。

先に答えを言うと、かっこの中の記号で変わるのは「バッテリーと充電器が付くかどうか」と「色」だけで、本体は同じです。順番に見ていきましょう。

WH36DD の品番と中身。2XH はバッテリー2個・充電器・ケースつきのフルセット。NN は本体のみ。付いてくるバッテリーはマルチボルトで、18V の道具にも使える

基本の情報

型番
WH36DD(コードレスインパクトドライバ)
電圧
36V(マルチボルト)
締める力
最大 200N・m
大きさ
全長 118mm(頭の部分は 111mm)
重さ
1.6kg(バッテリーをふくむ)
発売
2024年2月
値段
本体のみ 32,700円/フルセット 87,200円(税別の希望小売価格・2026年10月10日時点)

HiKOKI

WH36DD(2XH)(バッテリー2個・充電器・ケースつき)

87,200円税別・希望小売価格(2026年10月10日時点)。お店の値段は、ボタンの先で確かめてください

HiKOKI の公式ページ

本体のみとセットのちがい

「WH36DD」のあとの、かっこの中の記号で、箱の中身が決まります。

品番箱の中身値段(税別)
WH36DD(2XH)本体・バッテリー2個(マルチボルト)・急速充電器・ケース87,200円
WH36DD(NN)本体のみ
(バッテリー・充電器・ケースは別売)
32,700円

2026年10月10日時点の希望小売価格(税別)です。お店の値段は、これより安いことが多いので、ボタンの先で確かめてください。

差は 54,500円。高く見えますが、同じバッテリーを1個だけ買うと 30,100円、充電器は 24,500円します(どちらも税別の希望小売価格)。別々にそろえると 84,700円。バッテリーを持っていない人は、セットで買うほうが、ずっと安く済みます。

色は5つ。お店では、色の記号まで入る

色は5つで、値段はどれも同じ。お店では、かっこの中に色の記号まで入った品番で並んでいます。

色フルセット本体のみ
アグレッシブグリーン(2XHLSZ)(NNL)
ストロングブラック(2XHBSZ)(NNB)
フォレストグリーン(2XHGSZ)(NNG)
スコーピオンレッド(2XHRSZ)(NNR)
スパイダーイエロー(2XHYSZ)(NNY)

全部を覚えなくて大丈夫です。「2XH」で始まればフルセット、「NN」で始まれば本体のみ。見るのは、ここだけです。

マキタや京セラの品番は、どう読む? 本体のみとセットの見分け方

どれを買えばいいか

  • HiKOKI のマルチボルトのバッテリーを持っていない人は、WH36DD(2XH)(フルセット)。箱を開けて充電すれば、その日から使えます。
  • マルチボルトのバッテリーと充電器を、もう持っている人は、WH36DD(NN)(本体のみ)。
  • HiKOKI の 18V の道具はあるけれど、バッテリーは 18V 専用のものだけ、という人。ここが落とし穴で、そのバッテリーは WH36DD には使えません。フルセットを選んでください。

手もとのバッテリーがどちらか分からないときは、形名を見てください。「BSL18…」で始まれば 18V 専用。「BSL36A18…」のように、36 と 18 の両方が入っていれば、マルチボルトです。

HiKOKI

WH36DD(NN)(本体のみ)

32,700円税別・希望小売価格(2026年10月10日時点)。バッテリーと充電器は付きません

HiKOKI の公式ページ

「マルチボルト」は、36V にも 18V にもなるバッテリー

マルチボルトのバッテリーのしくみ。36V の道具に付けると 36V で動き、18V の道具に付けると 18V に自動で切り替わる。18V 専用のバッテリーは、36V の道具には使えない

マルチボルトは、付ける道具に合わせて、電圧が自動で切り替わるバッテリーです。

  • 36V の道具(WH36DD など)に付けると、36V で動く
  • 18V の道具に付けると、18V に切り替わって動く(一部、使えない道具があります)

つまり、WH36DD のフルセットに付いてくる2個のバッテリーは、HiKOKI の 18V の道具にも、そのまま回せます。インパクトドライバーは 36V、次に買う道具は 18V、という増やし方もできるわけです。

ただし、逆はできません。18V 専用のバッテリーを、36V の WH36DD に付けることはできない。ここだけ、まちがえないようにしてください。

DIY に、36V は必要?

ここは、正直に言います。年に数回の DIY なら、36V までは要りません。

WH36DD は、職人さんが太くて長いビスを一日じゅう打ち続けるための道具です。棚を作る、家具を組み立てる、ゆるんだビスを締め直す。そういう使い方なら、HiKOKI の DIY 向けの 18V、FWH18DA で十分にこなせます。

WH36DD と DIY 向けの FWH18DA のちがい。締める力は 200N・m と 140N・m、長さは 118mm と 150mm、重さは 1.6kg と 1.3kg
項目WH36DDFWH18DA
電圧36V18V
締める力最大 200N・m最大 140N・m
長さ118mm150mm
重さ1.6kg1.3kg
バッテリー2個つきの値段(税別)87,200円34,100円

重さは、バッテリーをふくみます。値段は、2026年10月10日時点の希望小売価格です。FWH18DA には、バッテリー1個の (BG) 24,900円もあります。本体のみの設定はありません。

  • 締める力(200 と 140):FWH18DA でも、90mm の長いビスを下穴なしで木に打てます(1回の充電で約90本。メーカーの公表値)。棚や家具でよく使う 30〜65mm のビスなら、力が足りずに困ることは、まずありません。
  • 長さと重さ:FWH18DA は 3cm ほど長いかわりに、りんご1個ぶん(300g)軽い。せまい所では WH36DD、上を向いて打つときは FWH18DA が楽です。
  • 値段(87,200円 と 34,100円):5万円以上の差です。この差で、丸ノコやサンダーをもう1台そろえられます。

それでも WH36DD を選んでいい人

  • ウッドデッキや小屋など、長いビスを何百本も打つものを作りたい
  • これから HiKOKI の 36V の道具を増やしていくつもり
  • マルチボルトのバッテリーを、もう持っている

バッテリーのことを、1つだけ。FWH18DA に付いてくるのは 18V 専用のバッテリーなので、あとから 36V の道具を買っても使い回せません。先々 36V まで広げたいなら、最初にマルチボルトのセットを買っておくほうが、むだがありません。

HiKOKI

FWH18DA(2BG)(DIY 向け 18V・バッテリー2個・充電器・ケースつき)

34,100円税別・希望小売価格(2026年10月10日時点)。お店の値段は、ボタンの先で確かめてください

HiKOKI の公式ページ

前の型(WH36DC)から、変わったところ

1つ前の型は、2020年10月に出た WH36DC です。締める力は、どちらも最大 200N・m。重さも 1.6kg で変わりません。変わったのは、使いやすさのほうです。

  • ライトが 3つ → 9つ:ビットの影が、ネジの頭にかかりにくくなりました。うす暗い押し入れの中や、夕方の庭でも、ねらった所がよく見えます。
  • 「細ビスモード」が加わった:細いビスを締めるとき、ビットが浮いてネジの頭をつぶす失敗を、道具のほうでおさえてくれます。スマホのアプリから設定して使うモードで、Bluetooth つきのバッテリー(フルセットに付いてくるもの)が要ります。
  • 頭の部分が 3mm 短くなった(114mm → 111mm)

WH36DC は、2026年10月10日時点で、まだ HiKOKI の公式サイトに載っています。フルセットの希望小売価格は 79,700円(税別)で、WH36DD より 7,500円安い。力は同じなので、お店で前の型がぐっと安く出ていたら、そちらを選ぶのも、かしこい買い方です。

マキタの TD173D と、どちらにする?

よく比べられるのが、マキタの 18V、TD173D です。

項目WH36DDTD173D
電圧36V18V
締める力最大 200N・m最大 180N・m
重さ1.6kg1.5kg
フルセットの値段(税別)87,200円83,000円
本体のみの値段(税別)32,700円29,700円

重さは、バッテリーをふくみます。値段は、2026年10月10日時点の、それぞれのメーカーの希望小売価格・標準小売価格です。

数字の差は、どれもわずか。DIY で「あっちにしておけばよかった」と感じるほどの差ではありません。

決め手になるのは、道具そのものより、バッテリーです。最初に買ったメーカーのバッテリーを、丸ノコ、掃除機、草刈機と、次の道具でも使い回していくことになるからです。

  • マキタの 18V のバッテリーを、もう持っている:TD173D の本体のみ
  • HiKOKI のマルチボルトを、もう持っている:WH36DD の本体のみ
  • どちらも持っていない:次に欲しい道具が、どちらのメーカーにあるか。そこで決めて大丈夫です

マキタ TD173D のセットの品番と、DIY ならどれを買うか

迷ったら

マルチボルトのバッテリーを持っていないなら、WH36DD(2XH)。持っているなら、WH36DD(NN)。18V 専用のバッテリーは使えない。この3つを覚えておけば、品番で迷うことはありません。

そして、年に数回の DIY が中心なら、FWH18DA でも十分です。自分の使い方に合うほうを、安心して選んでください。

インパクトドライバーは、回る力の強い道具です。作業のときは保護メガネをかけて、軍手のように巻きこまれやすい手袋は着けない。ほこりや水に強い作り(IP56)ですが、雨の中では使わない。使う前に、付属の取扱説明書の「安全上のご注意」に、目を通しておいてくださいね。

はじめてのインパクトドライバーの選び方

HiKOKI

WH36DD(2XH)(バッテリー2個・充電器・ケースつき)

87,200円税別・希望小売価格(2026年10月10日時点)。お店の値段は、ボタンの先で確かめてください

HiKOKI の公式ページ